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自分の自然美肌力を取り戻すサロン
オーガニックフェイシャル
オンクレールの喜田です。
紫外線のお話をしています^^
前回まではUVAとUVBのお話でした。↓
UVA?UVB?意外と知らない紫外線の意味や種類を簡単におさらい!①
UVA?UVB?意外と知らない紫外線の意味や種類を簡単におさらい!②
- UVAは肌の奥まで到達してたるみやシワなど肌の老化の原因になる
- UVBは肌の表面を炎症させてシミなどの原因になる
ざっくりいうと、こんな感じでしたよね。
どちらにしても、紫外線はお肌には大敵!
ってことはわかったのですが、
じゃあ、どうやって対応していったらいいの?
というのが知りたいところ。
そのあたりのお話をしていきたいと思います!
■SPFとPAって知ってる?
紫外線を防止するといえば・・・
日焼け止め!
ですよね。
実はこの日焼け止めが
なかなか厄介なのですが、
これは長くなるので
のちほどお話するとして・・・。
日焼け止めには、
その効果をあらわすために
SPF
や
PA
が記載されています。
SPFは数値で表されて、
PAは、PA+やPA++など
+の数で表されています。
数値が高くて、+の数が多い方が効果がある
というイメージで
日焼け止めを選んでいることが
多いのではないかと思います。
わたしも以前はそうでした。
数が多い方がいい「ような感じ」という
雰囲気ですよね。
これは間違ってはいないのですが
では、具体的に
SPFの数値やPAの+が
何をどう表しているのか?
と言われたら
実はあまりよくわかっていないことも
あるのではないでしょうか?
せっかくなので
改めて見ていってみましょう~^^
■SPFはUVB防止効果を表す
まずはSPFから。
SPFは、Sun Protection Factorの略語で
UVBをどれくらい防止できるかを表しています。
前回お話した、
赤くなる日焼け=サンバーンを防ぐ効果
です。
例えば・・・
わたしが日焼け止めを塗らなかったときに
20分で日焼けする(サンバーン状態になる)
とします。
その日焼けを10倍遅らせることができたとしたら
20分×10=200分=3時間20分
となって、
ほんとなら20分で日焼けしちゃうのに
3時間20分は日焼けしなくてすむわけです。
わーい!
ってことで、この場合、
SPF値は10と記載することができます。
これは人によって違うので、
30分で日焼けする人だったら、
30分×10=300分=5時間
になりますよ^^
同じSPF値の日焼け止めでも
日焼けを防止できる時間は変わってきます。
確かに数値が高い方が
日焼けを先延ばしにできる時間が長くなるので
長時間外にいるときには
SPF値が高い日焼け止めを選ぶ
というのは間違ってはいないことになりますね。
■PA・・・その前に日焼けって段階があるらしい
PAの話をする前に、
日焼けの段階について
ちょっとだけ触れておきますね。
日焼け=色が黒くなる(サンタン)
たぶん、これがイヤだから
みんな必死で日焼け防止をやるんだと思うのですが、
実はこの黒くなる日焼けにもいろいろと段階があります。
まず、
UVAや太陽光線を浴びている最中や、浴びた直後に
黒くなるパターン。
黒くなるというよりも、
お肌の色が少し暗くなるという感じです。
これは、
新しくメラニンが作られているのではなくて、
もともとあるメラニンが
光によって色が濃くなって起こっている現象で
程度が弱い状態だと、
太陽を浴びなくなってから数時間で消えていきます。
これを「即時黒化」といいます。
言い方が堅苦しいので、参考まででいいですよ!
太陽を浴びている量が増えると
今度は、数時間では消えない黒い日焼け
になってしまいます。
さっきと違って、色素沈着してしまっているので
表皮がターンオーバーしないと色が戻りません。
なので、消えるまでに数週間かかります。
短時間でやや日焼けしたかな~
という感じの状態ですね。
これを「持続型即時黒化」といいます。
そしてそして、
UVAもUVBも大量に浴びまくってしまった場合。
肌が赤くなって炎症している状態を過ぎて
3日~10日ぐらいで肌が黒くなります。
メラニンが生成されている状態なので
太陽を浴びた量や、個人差によりますが
この黒さは数ヶ月~数年続くこともあります。
これを「遅延型黒化」と言います。
一般的に
日焼け=色が黒くなる
で認識している日焼けは
この状態のことを言います。
こう見てみると、
太陽光線を浴びる
量、度合、時間によって段階がある
という感じです。
そして、わたしたちが特に気にしているのは
断然、「遅延型黒化」!ですね^^
■PAはUVA防止効果!
では、改めてPAについて。
PAは、Protection Grade of UVAの略語で、
UVAをどれくらい防止できるか表しています。
黒くなる日焼け(サンタン)を
防止する効果ですね。
さきほど見た日焼けの段階でいくと
2番目の「持続型即時黒化」を
どの程度抑えるか、が指標になっています。
色素沈着になってしまう前の状態を
どのくらい守れるか、ということですね。
今は、
PA+、PA++、PA+++、PA++++
の4段階あり、
「+」の数が多いほど、
防止効果は高くなっています。
■まとめ
- SPFはUVBを防止し、サンバーンを防ぐ効果の指標
- PAはUVAを防止し、サンタンを防ぐ効果の指標
- 指標数は高い方が日焼け防止効果も高い
- 日焼けには、太陽光線を浴びる量・度合・時間によって段階がある
いかがでしたでしょうか?
日焼け止めを買うとき、
なんとなくの判断基準にしていたけど
こんな違いがあったんですね。
次回はSPF値とPA値について
ちょっと気をつけておきたいことについて
お話したいと思います。
今日も最後までお読みいただき
ありがとうございました!
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