100%天然成分のオーガニックケアで
自分の自然美肌力を取り戻すサロン
オーガニックフェイシャル
オンクレールの喜田です。
いつもお話会でお世話になっている、
大阪梅田モロッコ料理専門店の
ル・マラケシュのオーナー
ジャズーリ陽子さんと
先日ちょこっとお話をしてたんですけど、
話題がメイクの話になって、
ふと、モロッコのメイク事情が
気になったんですね。
モロッコの女性ってどんな風にメイクしてるのかな
って未知の世界だな〜と思ってですね。
それで、あれこれ聞いているなかで
おもしろかったのが、アイライン。
「コホル」という黒い粉を溶いて
アイラインとアイシャドウ代わりにしている
とのこと。
目をつぶった状態で、上まつげと下まつげの間に
コホルをまぶした棒とか指をはさんで
目尻の方に向かってすっと引っ張る!
でも、全然うまくいけへんねんな〜笑
っておっしゃてました。笑
たしかに、めっちゃ難易度高そう。
なんか、想像するだけで
パンダになりそう笑笑
そもそも顔の造りが
モロッコ人と日本人では違うから
それもうまくいかない原因のひとつかも
と話していました。
日本人の顔はのっぺりしてますもんね。
このコホルなんですが、
原料はアンチモンという鉱物で、
古代から目の痛みをやわらげたり、
痒みをおさえたり
虫やハエによる眼病の伝染を防いだりと
目薬や目の治療に使われていたのだそうです。
それ以外にも、
魔除けの意味もあるそうな。。
で、なんでおもしろいなって思ったかというと、
これ、エジプトやインドも同じだなぁと思って。
エジプトでも、
壁画なんかでよくすごいアイラインの絵が
残っていますよね。
あれは、コホルを使って書いたアイライン。
それから、インドにも「カジャル」という
アイライナーがあります。
これは、インドの伝承医学の
アーユルヴェーダに基づいた製品で
コホルと同じように
眼病の感染防止、殺菌、魔除けなどの目的で
使われています。
コホルもカジャルも、
どちらかというと
アイライン引いてきれいに見せるというより
お肌や身体を守るという要素の方が
強いですよね。
(エジプトでは男性も書いてましたし!)
美容と医療が密接、というのは
実は日本でも例外ではない話。
平安時代の「医心方(いしんぼう)」
という医学書の中には、
病気の治療法だけではなくて、
美容法についてもたくさん書かれているそうなんですね。
医学書の中に含まれていたってことで
美容と医療が同じ位置に考えられていた、
ということでもありますよね。
ちなみに
この医心方の美容部分の
内容がけっこうガッツリしていて、
- 活き活きとしてうるおい光沢のある肌にする方法
- 顔、からだすべてを清らかで色白くする方法
- シミ、きめ粗い肌をきれいにする方法
- 老いても若々しい肌を保つ方法
などなど
ちょっと見せてほしいねんけど・・・
っていうぐらいめちゃめちゃ気になりません??笑
平安時代の女の人も
同じことに興味持ってたんだなー!って
なんかちょっとおもしろい^^
気になるのは
モロッコやインドでは
現代になっても女性はまだコホルやカジャルを
使っている
↓
つまり、今も昔も
美しく見せるだけじゃなくて
目の健康も守ってる。
一方で日本はどうかなといえば・・・
逆。(^_^;)
アイラインは落ちない方がいいってことで
合成接着剤が使われていたり、
もちろん合成界面活性剤や合成ポリマー、
合成防腐剤もたっぷり入っていることがほとんど。
落ちにくいから、
落とすのにこれまた合成界面活性剤入りの
クレンジングや洗浄剤がいるし、
ダブルパンチ。
目は美しく見せることができるかもだけど
確実に目の健康には悪いし、
シミやしわの原因になりますね(^_^;)
美容が医療と同じ位置に考えられていたっていうのは
「健康じゃないと美しさって成立しないから」
っていうのもあるとと思うんです。
でも現代のメイク用品って
逆に健康を損なう方向に行っちゃってる。
結局、結果的に
美しさって成立しなくなるってことですよね。
大昔からずっとちゃんと教えてくれてるのに
逆らっちゃうんですね〜〜。
いつからこんな風になったのかなぁって思いますが・・・
たぶん、欧米文化が入ってきてからだと思うけど。
いろんな国のいろんな文化や技術を
じょうずに取り入れて、
進化発展していくのはいいことだけど、
スキンケアやメイクに関しては
ちょっと欧米文化に影響受けすぎて
よろしくないんじゃないかなと思いますね。
ところで
日本は昔ってアイラインしてたのかな?
また調べてみます^^
あと、コホルやカジャルも気になるから
また試してみたいと思います笑
今日も最後までお読みいただき
ありがとうございました!