100%天然成分のオーガニックケアで
絶対きれいになる、ずっときれいでいるためのサロン
オーガニックフェイシャル
オンクレールの喜田です。
かつてCAをしていたころに
手作りの化粧水が仲間内で流行って
わたしも作って愛用していました。
過酷な仕事と労働環境のせいで
お肌は常に乾燥状態で
ほとんどのCAが悩んでいましたね〜。
乾燥がひどくなると
保湿力のあるものを求めて
ケミカルコスメを使う量を増やしていくから
余計に乾燥がひどくなるという
負のスパイラルに入っていたんだな〜と
今ではわかるのですが
当時はそんなこと
ちっともわかってなかったですよね(^_^;)
その手作り化粧水を使うと
とにかくお肌の乾燥がおさまるので
魔法の化粧水!
と思っていたのをふと最近思い出したのですが
使っていた材料は
尿素とグリセリンでした。
この尿素とグリセリンで作る化粧水は
当時とても流行ったので
もしかしたらご存じの方も多いかもしれませんね。
そういえば、いまさらだけど
グリセリンって化粧品成分でよく見かけるけど
ぶっちゃけどうなんでしょう?
成分チェックをするときは
ものすごくざっくりな方法として
成分名を見て想像ができるものはOK
想像ができない化学的な名前のものはNG
というようにお伝えしているのですが
例えば、
ダマスクバラ花水やローズマリーエキス
と聞けば、
バラの花の水かな、ローズマリーの抽出液かな
とイメージができますよね。
一方で、
PEG-32やセチルジメチルブチル、などと聞いても
ややこしい化学名で
一体何なのかが想像できないと思います。
・・・といった具合なのですが
グリセリン
ん〜〜、これは部類でいくと想像できない方ですよね。
合成成分っぽい名前でもあるような気もするし・・・
わたしも成分のことを何も知らないときは
グリセリンってどうなのかなぁって
思っていました。
そこで今日は、グリセリンと
それから尿素についても見ていきたいと思います。
■グリセリンと尿素
グリセリンは脂肪や油脂から取られる成分。
石けんを作るとき、
油脂と水酸化Naを反応させて
石けん素地を作るのですが、
グリセリンはそのときに一緒にできる副産物です。
保湿やお肌を柔らかくする作用があることで
知られていて
化粧品や医薬品などによく使われています。
グリセリンには
石油から合成して作られるものと
ヤシ油やパーム油などの植物オイルから
作られるものの2種類があります。
なので、
グリセリンそのものはよいのですが
何を原料にしているか?
が大切になります。
化粧品原料として配合されている場合は
もちろん植物由来であることが
チェックポイントですね。
さらにそれがオーガニックの植物オイルからできた
グリセリンであればなおよし、です。
作っていた化粧水に使っていたグリセリンは
こちらのメーカーものでした。
メーカーサイトでは
パーム油、パーム核油、ヤシ油、菜種油、ひまわり油を
原料にしているとの記載がありましたので
植物由来でしたね〜。
そして
サロンでおすすめしている
アルテのローズローションにも
グリセリンが配合されていますが
こちらも植物由来です(*^_^*)
そしてもう一つの材料、尿素について・・・
こちらは
天然ガスを原料に作られます。
天然ガスとは石油が気化してできたガスなので
尿素は石油を原料にした合成成分
ということになります。
なので、尿素はNGという判断になります。
■グリセリンで注意したいこと
ということで・・・
このかつての手作り化粧水、
保湿力の高い化粧水でしたが
長期的に使っていくことを考えると
やはり使わない方がいいかな
という結果になりました。
ただ、グリセリンだけで言えば
植物由来のものであれば問題ないので
例えばコスメを手作りされる場合などに
保湿力をつけるために
少し加えてみてもいいかもしれません。
そして、一番気をつけたいことは
コスメ選びのとき。
全成分表示には、グリセリンが
石油由来か植物由来かまでは記載がないことが
ほとんどなので判断ができないんですね。
オーガニックコスメや
ナチュラルコスメのメーカーなら、
サイトに記載されている場合も多いので
事前にチェックするか
直接問い合わせてみるのもいいと思います☆
それから、グリセリンは
化粧水に入っていると少し粘性が出て
ちょっと重く感じたり
べたつくと感じる人もいらっしゃると思います。
化粧水選びのとき
さっぱりしたタイプがいいのか
ある程度の粘性があってしっかり保湿したいのか
その判断材料としても使える成分なので
ぜひそのあたりもチェックしてみてくださいね。
ということで
今日はグリセリンについて書いてみました。
参考になりましたら幸いです(*^_^*)
それでは今日も最後までお読みいただき
ありがとうございました!