病室の窓から 原田マハワールド


こんにちは!
オンクレールの喜田です。

2泊3日の短い入院生活も本日が最後。
無事に終わって帰宅できそうです。

ただいま、朝の5時。
ハーブティをすすりながら。

いろいろとストレスを感じていたけれど
いま、こうして静かな病室に座っていると
このとんでもなく非日常な体験が
なんとなくリセット感につながった気がして
病気だったのに結果的にはよかったような
不思議な気持ちでいます。

そしてお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが
病室でブログを書いているってことは・・・

はい、デジタルデトックスは
結局やりませんでした笑笑

作業欲にあらがえず
こんなもんですね(^^;)

とは言ってもほとんどは読書に費やし
久しぶりに本の世界に埋没いたしました。

今回のおともは
原田マハさんの「サロメ」

マハさんの
芸術家を題材にした小説は
本当~~におもしろい。

たとえば
ルソーを題材にした楽園のカンヴァス
ゴッホを描いたたゆたえども沈まず
そして今回の
オスカー・ワイルド・・というよりも
オーブリー・ピアズリー・・・というよりも
メイベル・ピアズリーを主役にしたサロメ。

いや、ハマりました。
あいかわらず。
・・・一気に読みました。

マハさんのこの美術シリーズは
フィクションだけど実話を忠実に元にしてらっしゃるので
数々の有名なエピソード(ゴッホの耳切りとか)が出てきたり
実在の土地や店、場所、作品が出てくるので
いい感じで興味の枠が大きく広がります。

たとえばわたしの場合、
オーブリー・ピアズリーに興味をもって
今回のサロメを読んだのだけど
読んでるうちにオスカー・ワイルドにどんどん惹かれて
この後はワイルドの作品を読んでみようと思っています。

オスカー・ワイルド、けっこうイケメン。
晩年は悲しい亡くなり方をしたみたいで
まさに平家物語、おごれる人も久しからずです。

著作権とかいろいろありそうで
画像は貼りませんが
検索すると出てくるので見てみてください。

そしてロンドンのサヴォイやカフェロワイヤル。
サヴォイで素敵なアフタヌーンティーしたい!!
ってなってます。

ロンドンはCA時代に何度か行っていたのに
そのころにはちっとも気にしてなかったと悔やみながら
今度は過去の思い出にフラッシュバック。

イギリス人は怖かったなぁとか
料理がとんでもなくまずかったなぁとか
マックのバリューセットがバリューじゃなかったとか
(ポンドがとにかく高かった!)

いや、そもそも肌荒れで
それどころちゃうかったとか笑

あれ、わたしのロンドンの思い出は
いいことなしか・・・笑

という感じで
マハさんの小説のおかげで
わたしの脳内は
サロメからオスカーワイルド、
そしてサヴォイ、アフタヌーンティー
最後はロンドンCA時代の思い出
・・と大きく羽ばたき・・・笑

読書だけに終わらない
可能性が広がる本、素晴らしいなと思っています。

ちょうどオーガニックコスメが
コスメの領域にとどまらず
いろんな興味につながって
世界が広がるのと似ています。

変なストッパーをかけず
広げていきましょう、興味の羽。

2泊3日の入院生活を
あっという間にしてくれたサロメ。
やっぱり本っていいな。

そう思いながら日常生活に戻ると
本を読む時間がない!ってなっちゃうんですけどね。

そろそろ朝食の時間です。
いいなぁ~上げ膳据え膳・・・笑笑

今日も素敵な一日を☆


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