同級生は少しだけ大人だった【夜のひとりごと】


こんばんは!喜田有紀子です。

いつもブログを読んでくださって
ありがとうございます。

 

先日、我が母校(高校)で開催されたセミナーに
行ってきました。

卒業生を講師に迎えて
月に1回開催されているセミナーなんですが

そんなことが母校で行われている
なんてことはずっと知らなくて
今回、恩師に誘っていただいたのがきっかけで
初めて知りました。

誘っていただいたのには理由があって、

今回の講師がわたしの同級生だったから!

 

そして、彼はなんと映画監督なのです。

 

初めて聞いたときは驚きました。

と言っても、
彼とはクラスが同じになったこともなくて
在学中はしゃべったこともなくて
わたしは名前を聞くと認識はしていたけど
相手はわたしを認識しているかどうか微妙^^;

そんな間柄。

でも、同じ校舎で3年間学んだ仲間が
映画監督になっているなんて
ちょっとワクワクしますよね?

セミナーは、
映画史に始まり、映画編集がどのような流れで
行われるようになったか
映画を通して作り手が伝えたいことやその手法など
実際の映像や映画のシーンなどを観ながら、
そして、
目線はアメリカ、フランス、イタリア、
そして日本と
世界中を駆け巡りながら
とてもとても充実した内容でした。

もともと映画は好きな方だと思うけど
セミナーを聞いたら
もっと映画を楽しめそうな気になったから
やっぱり素晴らしい内容だったと思います。

 

セミナーのあと、
小さな寿司折りをつつきながら
監督とお話をする機会がありました。

 

学生のころ、
部活にも入らず
放課後は映画館に入り浸る日々。

映画代をまかなうために
校則違反のアルバイトをして

バイト先には
大学生や社会人がいて
学校で同級生と話すよりも刺激的で

高校には在籍していたけれど
違う風景を見ていた

 

そんなお話でした。

その話に
わたしはちょっと染み入ってしまったんですね。

すいません、基本、すぐ染み入ります笑

高校時代、
彼はみんなとは違う風景を見ていたのだなぁ。

みんなより、大人だったんだ・・・

なんか
村上春樹の小説みたいだなぁ・・・

って。笑

そして
そんなにも夢中になれるものがあって
目指す方向が明確だったこと、
それが今の自分にちゃんとつながっていることが
すごく素晴らしいなって思いました。

たとえば
カールスモーキー石井さんは
子供のころは
真っ暗な押し入れに懐中電灯を持って入って
ずっと絵を描いていたとか、

ロボットスーツを開発した山海嘉之さんは、
外でサッカーや野球をやる子供たちを尻目に
部屋で顕微鏡ばっかりいじくっていたとか

好きを追求して
それを形にしている人というのは
往々にして
そのときにはすこし普通じゃない行動を
しているものなのかも。

でもそれが
好きを追求する本来のナチュラルな姿というか・・・

自分が本当にやりたいことをやるって
きっと、こういうことなんでしょうね。

 

10代に一緒に学んでいた校舎のかたすみで
お互いもう40代のおじさん、おばさんで
でも、
なんとなくあの頃の気持ちと
変わらないような
そんな不思議な気分になった時間でした。

あ、ちなみに
わたしのことは
認識してもらっていたようです笑

 

ところで日本では
映画だけで食べていけている監督は
5人いるかいないかだとか。

夢があるけど
現実は厳しい世界なんですね!

 

監督は関西で活躍する西尾孔志さんです。
作品は
ソウル・フラワー・トレインや
函館珈琲など。

機会があれば
ぜひご覧になってみてください^^

 

 

それでは今日はこのへんで。

おやすみなさい。

 

 

 


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