100%天然成分のオーガニックケアで
自分の自然美肌力を取り戻すサロン
オーガニックフェイシャル
オンクレールの喜田です。
ボタニカルって言葉、よく聞きますね。
ざっとみた感じ、
ファッションや美容関連で
使われていることが多いようなのですが、
たとえばこんな感じです↓
ボタニカルシャンプー
ボタニカルボディソープ
ボタニカルローション
ボタニカルヘアオイル
ボタニカルネイル
ボタニカルキャンドル
ボタニカルワンピース
よく見るとざっくり感が否めませんが笑
どちらにしても、
ナチュラル、グリーン、植物、おしゃれ
などなど・・・
なんとなく「いい」イメージ
ですよね。
わたしもこの単語、
そう言われたらよく見聞きするものの
あまり気にもせずに
さら~っと流していたな、と思うのですが
あることがきっかけで
このボタニカルって単語が
ちょっと気になったんです。
それで改めていろいろ調べてみたら
うーん・・・これは、
スキンケア関係は
ちょっと気をつけた方がいい感じのやつだなぁ
・・・と思ったんです。
なので、今日は
ボタニカル
について書いてみたいと思います!
■「ボタニカル」が気になった理由
きっかけはお酒のジンです。
先日、珍しいジンをいただくことがあって
その製法がとても素敵だったので
メルマガにも書いたのですが・・・
ベースとなるスピリッツに
11種類のボタニカルを
浸漬して、それから蒸留するのだけど、
種類によって全部別々に漬け込むのだそうです。
すごく丁寧な作り方ですよね。
ここでいうボタニカルとは
ドライフラワー、ドライフルーツ、
ハーブやスパイスなどのことです。
それで、、、
ボタニカルってそういえばよく聞くけど
具体的にはどういう意味合いで
使っているのかなって
気になったんですよね。
■「ボタニカル」を辞書で調べてみました。
ボタニカルの英語のつづりは
botanical
辞書で調べてみると
- 植物の
- 植物学の
- 植物から採った
という意味でした。
これはイメージ通りです。
例えば、一般的には
botanical art → 植物画
botanical garden → 植物園
このような使われ方をしています。
植物画は、その名のとおり、
植物を絵にしたもので、
昔、薬草を見分けるために図に残したのが始まり
と言われている古い単語です。
植物園は、ご存じのとおり
植物が保存栽培されている場所、ですね。
どちらもちゃんとした言葉で
おかしなことは何もないですよね。
■ボタニカル=ナチュラルというイメージは危険
ただ、これを、
冒頭であげたような単語にひっつけてみると・・・
ボタニカルシャンプ→植物シャンプー
ボタニカルボディソープ→植物ボディソープ
ボタニカルローション→植物ローション
こうなると、
植物シャンプーってなんやねん
ってなりませんか笑
もともとあった単語ではなくて
新しく作られた言葉だな、とわかりますよね。
単語同士を組み合わせて
新しい言葉を作ることが
決して悪いわけではないのですが、
わたしが気になるのは、
ボタニカルをつけることで
「イメージが先行してしまう」
というところ。
たとえば、
ボタニカルシャンプー=植物シャンプー
と聞いたら、
植物を原料にしているのかな
↓
ってことはナチュラルで安心なのかな
↓
合成成分は無添加なのかな
こんなイメージを
ぼんやりと持ってしまうのではないかなと
思います。
でも、これはほぼ間違い。
原料に植物を使っているのは正しい
と思いますが、
だからと言って、
合成成分やその他の化学的な成分が
無添加か、といえば
そうではないんですよね。
これは、ふだんわたしがよくお話している
自然派化粧品と無添加化粧品と同じ話です。
この二つも、言葉の雰囲気から
ナチュラルで安全なイメージを
持ってしまいがちですが
実はそうではなくて
自然派化粧品
→植物エキスなどの原料を使っていればOK。
量の多い少ないや、
その他にどんな原料を使っているかは関係ない。
無添加化粧品
→12の旧表示指定成分が使われていなければOK。
それ以外に何を使っているかは関係ない。
というのが本当のところで、
先に話した、ボタニカルのケースも
すごく似ていますよね。
■ところで、オーガニックは?
ここでオーガニックコスメは?というと、
この、自然派・無添加、そしてボタニカルとは違って
合成成分を一切使用せず、天然成分のみで作られた
化粧品のことを言います。
ボタニカルは、
オーガニックと比較されることが多いようですが、
どちらかというと
植物エキスなどの原料を使っていればOK。
量の多い少ないや、
その他にどんな原料を使っているかは関係ない。
という自然派コスメの定義とそっくりなので、
ボタニカルコスメ
(そんな呼び名があるかどうか不明ですが)
は自然派コスメを言い換えたものと言っても
よいぐらいだな、とわたしは感じています。
■まとめ
いかがでしたでしょうか?
ボタニカル〇〇〇
と名前がついていたり、紹介されている製品で
コスメ、ヘアケア、ボディケア用品の場合、
なんとなくイメージがよかったり
ナチュラルな雰囲気があるけれど、
- 原料に植物が使われてはいるけれど、天然成分100%ではない
- ナチュラルで安全、とは言えない
ということ。
これをおさえたうえで、
手に取るときには
十分注意していただきたいなと思います。
ちなみに
コスメやヘアケア製品以外の場合。
ボタニカルネイル
ボタニカルワンピース
などなど、
これは単純に
植物や植物をモチーフにしたデザインを
使っているということだと思うので
このあたりは問題なさそうですね!
逆に、洋服やネイルだと
とっても素敵なデザインなんじゃないかと
イメージできていいですよね(*^^*)
ボタニカルという単語が
悪いわけではないので、
賢く見極めていくのが大切かな、
と思います♪
以上、ボタニカルについて書いてみました!
今日も最後までお読みいただき、
ありがとうございました!