100%天然成分のオーガニックケアで
自分の自然美肌力を取り戻すサロン
オーガニックフェイシャル
オンクレールの喜田です！
先日ある記事を読んでいて見つけたのですが、
美容の大手メーカーが始めた最新のスキンケアを
ご存知でしょうか？
どんなスキンケアかというと、
まず、申し込みをすると「最先端テクノロジー」が
搭載されたマシンが届きます。
専用のアプリを使ってスマホのカメラで肌を撮影して
肌状態を測定。
さらに、気温、紫外線などの環境状態を
アプリが自動で取得。
睡眠測定機能を使って睡眠データを取ったり
その時の気分を入力したりなどなどして
最終的にはその時の自分に一番あった
コスメがマシンから抽出される
・・・のだそうです。
私、これを紹介する記事を見つけたときに
うーーーーーーん
って唸ってしまって、
一人でツッコミまくってしまったんですが
皆さんはどう思われますか？
まず基本的なところで気になったのは
当然ながら、成分のことです。
マシンには５種類のカートリッジが内蔵されていて
その時々に合わせてブレンドされるようなのですが
そもそもこの内蔵されているコスメが
なんなのか・・・？
見た限りでは
成分に関する記載はなくて
一体どんなものが入っているのか不明でした。
医薬部外品でなければ
全成分記載義務があるので
もしかしたらマシンやアプリに
記載があるかもしれませんが、
事前に簡単にわからないのはちょっと不安ですよね。
そして！
もっともっと私が気になったのが
このマシンのコンセプト？
「毎日の肌の調子に合わせてケアするのが
理想だけれど、何を使えばいいのかわからない、
そんな方に！」
いやいや、
自分の肌ぐらい自分でわかろうよ＾＾；
そんなところまで機械まかせ、人任せにして
どうするのって、ちょっとびっくりです。
今の世の中、どんどんデジタル化が進んで
そのスピードは
もうほとんど誰にも予測できないんじゃないか
というぐらいですよね。
便利になることももちろんありますし、
人間が抱えている問題が
テクノロジーの発展によって解決されることもある
と思うので、
それ自体は私は良いことだと思っています。
どちらかというと、うまく使っていくことで
より良い世界ができていけばいいなと。
その流れから
このようなマシンが出てくるのもわかります。
んが！
しかし、です。
テクノロジーが発達したからといって、
何でもかんでも
そこに紐づけるのはおかしい。
人がそもそも持っている
感じる力や自分を大切にする力を
なくしてしまっていいのか、と言ったら
それは絶対にNOだと思うんですね。
自分の体調、心の状態、お肌、気分
それもこれも、自分で「感じる」ことでしか
本当のことは誰にもわからないと思うんです。
機械にデータ放り込んで
言われた通りに
何も考えず、感じず使うって・・・
それは
美意識ではなくて
ただの怠慢
です！
そのデータが
どんだけ正しくても！
美しくなることって、
感性とか美意識とか
そういうものが大切なんじゃないかな。
で、プラスして
自分を大切にすること。
香り一つとっても
その時に自分が求めているものって
あると思います。
例えば、自分の「頭」では
ローズがいいなと思っていても
香りを嗅いでみたらローズじゃなくて
ラベンダーだと「感じた」
トリートメントで
お客様にオイルを選んでもらうとき
こんなことがとってもよくあります。
じゃあ、マシンから出てきたその日のコスメの
香りがいまいちピンとこなかったら？
「無香料もご用意しております。」byメーカー
いや、そうじゃなくて＾＾；
自分が欲しているものじゃないけど
まぁいいや、っていうのは
なんとなく、自分を大切にしてないように
思いますよね。
お客様にはよく、
「観肌」＝肌を観察してください
ってお伝えするんですけど
スキンケアって、
自分の肌状態を知るところからもう始まっているし
観察するのは表面的なお肌だけではなくて
自分の内面を見つめて知ること
も大切だったりします。
肌に触って、感じて、
自分が何を欲しているかを探る。
自分の健康や心理状態も知る。
自分を尊重する。
毎日のこういうステップを
積み上げていくことで
自分のことを知っていくし
感性も磨かれていくものではないでしょうか＾＾
まぁ・・・・
コスメの世界でもIoTを、、って
目の付け所は良いのかもしれませんが、
このマシンはとにかくナンセンスで、
時代に乗ってるようでいて
逆行しとるな〜と思います。
時代の最先端をいく部分と
本来の人としての感受性との
両方を持っている女性が
これからは素敵なんじゃないかな？
・・・と、私は思いますけどね＾＾
メーカーのお名前は出しておりませんが
どなたもご存知の
日本の大手化粧品メーカーなので
気になる方は
ググってみてくださいね＾m＾
それでは、今日も最後までお読みいただき、
ありがとうございました☆